試験方法
国際共同第Ⅲ相試験: ARAMIS(海外データ、日本人データを含む)1〜5)
試験デザイン
無作為化・二重盲検・プラセボ対照・第Ⅲ相試験
目的 | ハイリスクの非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象として、MFSについてニュべクオのプラセボに対する優越性を検討する。 | |
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対象 | 化学療法歴のないPSA倍加時間(PSADT)が10ヵ月以下の遠隔転移を有しない*1去勢抵抗性前立腺癌患者 | |
投与方法 | ニュベクオ群又はプラセボ群に2:1の割合で無作為化し、アンドロゲン遮断療法(ADT)継続下で盲検にて投与した。
遠隔転移が確認されるまで、又は忍容できない有害事象が認められるまで投与を継続した。 | |
評価項目 |
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解析計画 |
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- *1: 試験薬投与開始前42日以内に撮像した画像(骨シンチグラフィー、CT/MRI)で検知可能な転移が存在する患者、又は転移の既往のある患者は除外された(ただし、大動脈分岐部下の短径2cm未満の骨盤内リンパ節転移は許容)。
- *2: 無作為化時点から、転移が確認された日又は死亡日(死因は問わず)のいずれか早い時点までの期間と定義した。
MFS: Metastasis-Free Survival PSADT: PSA Doubling Time SSE: Symptomatic Skeletal Event
- 1) バイエル薬品社内資料 [非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験(試験17712)] 承認時評価資料
- 2) バイエル薬品社内資料 [試験17712: 有効性評価項目] 承認時評価資料
- 3) バイエル薬品社内資料 [非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験(試験17712)(最終解析)] 承認時評価資料
- 4) Fizazi K, et al.: N Engl J Med., 380; 1235-1246(2019) 本研究はバイエル、共同開発したOrion Corporation Orion Pharma(Orion社)の資金により実施された。著者には、バイエル、Orion社から講演料・コンサルタント料等を受領した者、およびバイエルの社員2名、Orion社の社員2名が含まれる。
- 5) Fizazi K, et al.: N Engl J Med., 383; 1040-1049(2020) 本研究はバイエル、共同開発したOrion Corporation Orion Pharma(Orion社)の資金により実施された。著者には、バイエル、Orion社から講演料・コンサルタント料等を受領した者、およびバイエルの社員3名、Orion社の社員2名が含まれる。