服用にあたって
ニュベクオの単剤療法(+ADT)を受ける方
ニュベクオの単剤療法(+ADT※※)を受ける方のみお読みください。
「遠隔転移のない去勢抵抗性前立腺がん」の治療
去勢抵抗性前立腺がんとは?
「去勢抵抗性前立腺がん」とは、男性ホルモンの分泌を抑える治療を行っても病状が悪化する前立腺がんのことをいいます。
前立腺がんと診断され、男性ホルモンを低下させる治療(初回ホルモン療法)を続けていくと、前立腺がん細胞は次第にその性質を変化させて、去勢状態※でも生き延びる力を獲得していくようになります。
初回ホルモン療法が効きにくいがん細胞が増加することによって、去勢抵抗性前立腺がんになると考えられています。
なかでも、遠隔転移のない去勢抵抗性前立腺がんに対しては、主に、ホルモン療法を追加または変更して治療を行います。
ニュベクオの単剤療法(+ADT)
遠隔転移のない去勢抵抗性前立腺がんの患者さんの場合、ニュベクオを1日2回、食後に毎日服用します。
治療は、アンドロゲン除去療法(ADT)※※に上乗せして行われます。
- ※去勢状態とは、男性ホルモン(血清テストステロン)値が50ng/dL(0.5ng/mL)未満の状態をいいます。
- ※※アンドロゲン除去療法(ADT)精巣での男性ホルモンの分泌を抑える治療法です。お薬を定期的に注射する方法と、精巣を外科的に切除する方法があります。